NPO法人オーバーザレインボー


水・土曜日:絵画造形

 
水曜日と土曜日の隔週に絵画・造形を行っています。
 
 絵を描くこと、ものを作ることは取り掛かる前のわくわくとした気持ちと、創っていくプロセス、そして出来上がった作品を眺める等、楽しみがいっぱいです。
 
 しかし、絵や造形が苦手な人がいるのは事実です。そのため、担当者はいろいろ工夫して“誰もが描ける”、“誰もが作ることが出来る”を目指しています。


「コラージュ」で山を描きます “導入”
 
創作する時に必ず必要なのはイメージです。
 
これから作るものが何かを想像出来ると創作意欲が高まり、心がわくわくし、身体もはずんできます。
 
そのために導入は歌、ペープサートと呼ばれる紙人形劇、詩の朗読、絵本の読み聞かせ、映像など、時にはダンスも取り入れて工夫しています。



“制作”
 
にじみ絵 画用紙を水で濡らし、その上から絵の具を置いてにじませる技法。
 
ステンシル 型紙を使って、切り抜かれたところに絵の具を刷り込む技法。
 
スタンプ インクをつけた素材を、直接紙に押しつけて刷る技法。
 
スクラッチ あらかじめ下塗りした色の上に違う色を塗り重ね、その後、上の色を引っかいて削り取り、下の層の色を出す絵画技法。
 
コラージュ フランス語で「糊による貼りつけ」の意味で、互いに関係のない画面を結び付けて新たな造形効果をねらう手法。
 
(以上を一つに取り組む時もありますし、いくつかを組み合わせる時もあります。)
 
造形 粘土細工、クリスマスリース作り、ランタン作り、メンバーの絵をかざる額縁作りなど、年間を通じてテーマを決め、取り組んでいます。
 

  もみじの葉の「スタンプ」を押します絵の具を画用紙に飛ばす「ドリッピング」です  



“わかちあい”
 
制作が終わったら、お互いの作品を見て分かち合うのも楽しいひとときです。
 
 学校では一切絵を描かなかった多くのメンバーも、にじみ絵に取り組み、絵の具を画用紙にのせたとたん「絵が動く!」と声を上げたのが初めての体験で、今ではメンバーの誰もが大好きな時間になりました。

額縁づくりです スタンプで「イヌノフグリ」を描きます スタンプで「夏草」を描きます

絵画は季節を感じる風景や、5月公演をテーマに描いたものを舞台美術としていかしたり、毎年公演時に作品をホワイエで展示しています。
 
観に来て下さったお客さんからは「とても綺麗で心打たれました」「それぞれの作者の中にあるきらめきが表現されていてとても素敵な絵」など、感想が寄せられています。

絵の具をにじませます

また、千里YWCAで行われる和み展に2013年から毎年出展しています。
「大胆で意欲的な絵」と高い評価を頂いています。



織畠 千賀子 酒井 弘子 鬼束 賢一 古林 貴久生 前田 享志 大西 一毅 渡邊 陸義 河村 颯大 神内 唯 高田 恭佑 布施 和生 中谷 健人 芝 裕一郎

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